私たちおりょうりえほんは、食育絵本の定期購読サービスですが、ただ単に絵本を提供しているのではなく、絵本を読んでインプットをし、レシピシールを貼るという遊びでアウトプットし、料理をすることで子どもたちに記憶として正しい食の知識と調理方法を身につけてもらうという一連のサイクルを提供しているサービスです。
それを多くの方に実感していただくために、子ども料理イベントを多く開催してきました。
イベントでは、まず食育絵本の読み聞かせを行い、これから扱う食材の知識をインプット、次に料理に入りますが、調理工程中の待ち時間にシールを貼ったり、ワークシートを書いたりと手と頭を動かしアウトプットを行います。インプット、アウトプット、料理この3つの行動を子どもが親の手を借りず、1人でやりきれてしまうことにほとんどの親御さんが感動してくださいます。子どもにも親にも「子どもの力を信じる」ということを直接お伝えできるので、こうしたイベントを大切に、多く実施してきました。
 また、「地方創生✕おりょうりえほん」「産学連携✕おりょうりえほん」という取り組みも実施してきました。
「地方創生✕おりょうりえほん」は地域の子どもたちと、地域の食材や伝統料理等を一緒に学び、それを一緒に絵本にまとめていくというワークショップを行っています。
自分たちの地元の食を知り、それを全国の人にどう伝えたらいいかを考え、絵本という最もシンプルで楽しいプレゼンテーション方法にまとめる。そのためには、しっかりと地元の食について知って理解する必要があります。子どもたちは真剣に学び、理解し、何を伝えたいのかを考えます。そうすることで、その食が好きになり大切にしようという気持ちが芽生えてきます。我々は、ただ単に絵本を作ることを目標にしているのではなく、食✕絵本という掛け合わせを提供することで、子どもたちに食に興味を深く持ってもらい、自ら考える機会を提供したいという思いで実施しています。
「産学連携✕おりょうりえほん」は学生の皆さんに、実際のビジネスに関わっていただくという実戦の場を提供したいという思いと、我々では思いつかない学生ならでは発想力を期待し、絵本制作を大学の授業の一環として行っているプロジェクトです。

【これからの活動】
残念ながら、コロナ禍で上記イベントが全て止まってしまっていました。少しずつ再開をしていきたいと考えていますが、並行してオンラインで実現できることにもチャレンジしていきたいと思っています。
また、「SHOKUIKU」という言葉を世界に向け発信していきたいと考えています。
食育は適切な英訳がありません。それは、そもそも食育という概念が存在しないからです。日本特有の素晴らしい食に対する考え方を、世界に発信し、既に認知と価値の理解を得ている「日本食」に加え、「日本の食育」という概念を広めていくことで、世界の多くの人々が「SHOKUIKU」と通して、安心で安全で健康的な食の選択ができるようになることを目指した活動を行っていく予定です。

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