1スポーツ健康学部 高見ゼミ
2011年から毎年、あいはら幼稚園園児の体力テストを実施し、園と保護者向けに結果のフィードバックをしています。
2キャリデザイン学部荒川ゼミ
文化や芸術を人々の暮らしに活かす方法を研究している荒川ゼミの学生たちが、オトノアジト音楽教室の生徒たちとタッグを組んで、冬休みの音楽イベントを企画しました。また、このほかにも、オンライン上での芸術活動が子供に与える影響を探るワークショップなどのアートを通じた様々活動を実施した。
3 キャリアデザイン学部遠藤ゼミ
〇富山県内の私立高校(荒井学園高岡向陵高校)の生徒へのキャリア支援プログラム
高岡向陵高校探究コースの生徒さんを対象とし、対面での交流会を年に1,2回、オンラインでの交流会を1学期に2〜3回実施している。生徒さんが高校2年次から開始し、高校3年冬までの期間で、2020年から実施している。始めたきっかけは、コロナによって、富山の高校生の東京の大学のオープンキャンパスなどに行けなくなった一方で、オンラインでの交流が容易になり、この状況でよりよいキャリア選択を支援することが必要、かつ可能になったことだ。特に交流会の目的は、北陸地域の高校生が、進路の際に検討する視野を広げることで、より納得のいく主体的なキャリア選択を可能にすることを目指している。大学生の役割は、身近なお兄さん、お姉さんというスタンスで「ロールモデル」となること、また、内容を大学生たちが独自で考え、高校の教員と交渉して実行することである。具体的な交流会の内容は、首都圏の大学のカリキュラム、キャンパスの様子、学生の履修授業などを紹介したり、大学生のアルバイトなどの実態を紹介するといった「大学生活のイメージづくり」の他に、大学生の高校時代の勉強の工夫などを紹介する「受験勉強のイメージづくり」、高校生活や受験にまつわる不安などを相談する「お悩み相談」といったプログラムである。
〇神奈川県立霧が丘高校インクルーシブ教育での知的障害の生徒さんとのイベントづくり
神奈川県は県立の14の高校で、軽度の知的障害の生徒を「連携生」として受け入れるインクルーシブ教育を始めており、霧が丘高校には、各クラスに1〜2名の「連携生」がいる。しかし教員たちも特別支援の専門家ではなく、連携生も、勉強についていけない、なかなか一般生と交流ができない、といった課題を抱えている。そこで、大学生が連携生と一般生の懸け橋になることを最終目的としつつ、2021年度は、連携生同士の交流を深め、連携生のキャリア選択を支援することとした。まずは、大学進学を希望する連携生と大学生とが交流会をもち(2021年11月実施)、連携生の悩みや興味関心を聞き出し、また生徒同士、生徒と大学生の関係性づくりをおこなった。その際の連携生からの要望で、今後、①大学生活の紹介と、②連携生がチームを組んで霧が丘高校の紹介動画を作成する、というイベントを定期的に実施する予定。
〇伊豆大島にある大島町立第二中学校での学習・キャリア支援
伊豆大島内には3つの小規模中学校があり、自然豊かな環境で子どもたちは育っている。一方、実質的な高校受験がないことから学力向上の意欲が乏しいこと、島内に大学がなく身近な大学生がいないことから高校以降のキャリアイメージを抱きにくいことが、先生方の懸念事項となっている。そこで、第二中学校で例年行われている夏休みの学習日(生徒は午前中に登校して1時間夏休みの課題に取り組み、その後部活動)に、2017年度以降、大学生が参加し、学習支援をしたり、大学生活の体験談を語ったりという交流会を実施している。
2020年度はコロナの関係で実施ができなかったため、2021年度よりスタイルを変更し、夏休み期間に限定せず、継続的に大学生とオンラインでの交流会、勉強補助などを実施しすることを大学生から中学校に提案した。コロナで会えない時期も長いため、大学生活を紹介するのに大学生が動画を作成して、中学校の朝礼で流してもらったり、中学校の総合的な学習の時間の際にオンラインで大学とつなぎ、キャンパスを紹介したりといったイベントを実施する予定である。